<あらすじ>
昭和が生んだ天才文豪の一人、太宰治は本当は陽気な男だった!?
酒に酔い、恋人と川に落ちて死んではずの太宰治だったが、
目が覚めてみると、そこは見たことも無い世界だった!
突然、大学の研究室で我に返った太宰は驚き動転しながらも、
持ち前の好奇心でなんとか現実に順応していく。
ところが、自分の全集の作家紹介に書かれた、
『太宰治はその愛人・山崎富栄と共に玉川上水へ入水心中し、
38歳という若さでその生涯を閉じました』という一文を発見!
自分は自殺などしていない!その誤解を解こうと、奔走し始める太宰!
そんな中、ある女性と出会った太宰は息を飲む!
その女性は、あの山崎富栄にうりふたつだった…。
<主な登場人物>
●太宰治(だざいおさむ)&津島修(つしまおさむ)
・・・昭和の文豪 現代は大学の助教授
●山崎富栄(やまざきとみえ)&山科文加(やましなふみか)
・・・心中相手とされる太宰治の恋人 富江にそっくりの現代は女子大生
●小田初美(おだはつみ)・・・津島に惚れるキャバクラ嬢 自殺未遂を起こす
●中原中也(なかはらちゅうや)
・・・大正~昭和初期の詩人 太宰と三角関係になった宿敵
●夢乃(ゆめの)・・・中原と太宰が出入りする遊郭の花魁(おいらん)
●タケ・・・両方の時代に予期せず現れる謎の少女
●井伏鱒二(いぶせますじ)
・・・明治~平成を生きた大作家 太宰の師匠 釣り好き
ほか
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